出生前診断のWebメディアniptクリニックナビ
新型出生前診断のWebメディア『niptクリニックナビ』 » 出生前診断に関するトピックス一覧 » 【出生前診断の種類】母体血清マーカー(トリプルマーカー,クアトロテスト)とは?

【出生前診断の種類】母体血清マーカー(トリプルマーカー,クアトロテスト)とは?

出生前診断の母体血清マーカーであるトリプルマーカーとクアトロテストは、胎児が染色体異常などの疾患にかかっている確率を調べるための血液による検査です。
トリプルマーカーは妊婦さんの血液中の3成分(AFP、非抱合型E3、hCG)、クアトロテストは4成分(AFP、非抱合型E3、hCG、インヒビンA)を測定し、これに加えて妊婦さんの年齢、妊娠週数、体重、家族歴、インスリン依存性糖尿病など、確率に影響を与える因子を用いて判断します。

母体血清マーカーの検査内容

母体血清マーカーは血液の検査です。妊婦さんから少量の血液を採取し、前項に挙げたような成分を測定します。これらの成分は、妊娠中に胎児または胎盤からつくられるもので、通常は妊娠が進むにつれて増減するのですが、胎児が染色体異常などの疾患にかかっている場合も増減します。

トリプルマーカーとクアトロテストの違いは測定する成分の数です(冒頭文参照)。
ダウン症候群の確率を出す場合はインヒビンAを加えた4つの成分の測定が必要なので、トリプルマーカーに比べてクアトロテストはダウン症候群の検出精度が高くなります。一般的に、妊婦さんの年齢が高くなるほどダウン症候群などの染色体異常の赤ちゃんが生まれる可能性が高くなりますが、母体血清マーカーは母体年齢の確率をもとに妊婦さん一人ひとりの確率を計算しているため、例えば40歳を超えるような妊婦さんの場合は検査結果の確率が高くなりやすいことに留意する必要があります。

母体血清マーカーの費用

母体血清マーカーの費用は医療機関や地域によってさまざまですが、概ね20,000~30,000円程度が平均的のようです。ただし、検査の結果次第ではさらに必要な検査が生じる可能性があり、その場合は別途費用がかかります。

母体血清マーカーとは?

母体血清マーカーの副作用・リスク

母体血清マーカーは血液検査であり、妊婦さんに大きな身体的負担がかかったり、副作用が出たりすることはありません。
また、母体血清マーカーは「非確定検査」であくまでもスクリーニング検査、いわば「振り分け検査」ですので、基準値より高い結果が出てしまったからといって必ずしも胎児が染色体異常などの疾患にかかっていると決まったわけではありません。その逆もまたしかりで、基準値以下の結果でも100パーセント大丈夫、というわけでもありません。あくまでも可能性の問題です。従って、検査結果が基準値より高かった場合は、羊水検査などの確定検査を要することになります。

母体血清マーカーに関するまとめ

母体血清マーカーの大きなポイントは、血液検査なので検査自体は妊婦さんにとって比較的簡単に受けられる反面、検査の精度は羊水検査などに比べてはるかに低いということです。

出生前診断の検査を受けることは、ほとんどの妊婦さんに不安な気持ちを与えてしまいますが、母体血清マーカーも同様です。不安な気持ちがストレスとなって身体の調子を崩してしまっては元も子もありません。検査を受けるにあたっては、ご家族や主治医の先生と納得いくまで話し合い、そして結果が100パーセント正確ではないということをしっかり認識していただきたいと思います。

この記事を読んだ人はこの記事も読んでいます