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NIPTコンソーシアムとは

「NIPTコンソーシアム」は、niptを国内で試行するにあたって、適切な遺伝カウンセリング体制に基づいて検査を実施するための遺伝学的出生前診断に精通した専門家たちによる自主的組織であり、そのメンバーは産婦人科医、小児科医、遺伝カウンセラーによって構成されています。

一般的に言われている「niptを認可施設で受けよう」と主張している方々の団体で、そのために遺伝カウンセリングをはじめとする必要な情報を妊婦さんやご家族に知ってほしいという表明をしています。

NIPTコンソーシアムの構想

同団体の構想では、新型出生前診断nipt検査実施のための施設条件として、次の6点をすべて満たすことを定めています。

  1. 出生前診断に精通した臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーが複数名所属し、専門外来を設置して診療している。
  2. 専門外来で、一人30分以上の診療枠を設定してカウンセリングを行ない、その中で検査説明を行なう。
  3. 検査後の妊娠経過についてのフォローアップが可能である。
  4. 絨毛検査や羊水検査などの侵襲的胎児染色体検査に精通し、安全に行なえる。
  5. 必要に応じ小児科の臨床遺伝専門医とも遺伝カウンセリング等の連携が取れる体制である。
  6. 臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーは、検査についての研修などを通し、検査法についての知識を十分に有しており、また院内で検査についての結果説明やカウンセリングに十分対応できる。

こういった施設条件を見ると、特にハードルが高いのが「臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーが複数名所属」と「小児科の臨床遺伝専門医との連携」という項目で、もともと遺伝医療に真剣に取り組んできた施設のみに事実上限定するものと言えます。それだけ厳しい条件を満たした上でniptを実施することを同団体は求めているのです。

また、niptを希望する妊婦側の条件もあるため(「学会認可施設でのnipt対象者は」参照)、施設の条件、妊婦の条件のすべてを満たした状態でnipt検査は考えるものと位置付けています。

NIPTコンソーシアムとは

NIPTコンソーシアムの方針

NIPTコンソーシアムの方針として、新型出生前診断niptを受けるにあたっては、適切な遺伝カウンセリングと心理的ケアを含めた継続的なサポートが保証される医療機関で実施されること、そして本検査が倫理的に配慮すべき課題を有することから社会的なコンセンサスを得ながら取り組むことも求めています。
そうしたことも踏まえ、同団体では冒頭の通り、日本医学会で施設認定を受けている医療機関において、そして妊婦さんは遺伝カウンセリングを受けた上で検査を受けるかどうか決めてもらうよう推奨しているのです。

妊婦さん自身がこの検査に対して正しい知識を得て理解し、自分の意志で検査を受けたときに不利にならないようにすることが目的のため、NIPTコンソーシアムの取り組みとしてだけでなく、もし検査を検討している妊婦さん自身は積極的にこの問題について真剣に考える必要があると言えるでしょう。

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