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【出生前診断の種類】胎児ドックとは?

胎児ドックも出生前診断のひとつです。一般的な妊婦健診では、羊水の量や胎盤の位置、臍帯(へその緒)の状態、胎児の血流などを超音波検査で調べますが、これ以外の胎児の病気、染色体異常などの先天性疾患などは出生前診断の範疇になります。その中でも胎児ドックは、ダウン症候群などの染色体異常のリスクをまとめて判定できるというもので、イギリスの胎児医学財団が発祥とされています。

胎児ドックの検査内容

胎児ドックは、複数の出生前診断検査を組み合わせて行ないます。妊娠初期にはNTに加えて鼻骨、静脈管血流、三尖弁(心臓内、右心房と右心室の間にある弁)血流、心拍数などを計測し、胎児の染色体異常のリスクを推定します。
また、この時期に超音波検査で診断できる疾患も数多くあり、コンバインド検査を併せて実施するなど別の角度からリスクを考えることもできます。妊娠中期以降も超音波検査で胎児のさまざまな臓器をチェックします。万が一胎児の病気が見つかった場合、早く対応すれば安全に病気を治療できる可能性が高まります。 染色体異常などの確定検査として羊水検査や絨毛検査を胎児ドックのメニューに入れている施設もあります。

胎児ドックの費用

胎児ドックは妊娠時期ごとの出生前診断を包括的に行なうもので、費用も高額になりがちです。医療機関によっても差がありますが、「妊娠初期(10~13週)」、「妊娠中期(18~20週)」、「妊娠後期(28~31週)」の3度行うことが一般的とされています。出産予定の施設で行うかどうかによっても変わりますが、すべてのメニューの総額で150,000~200,000円程度が平均的のようです。
羊水検査や絨毛検査を行なう場合は、さらに別途費用がかかると考えておいた方がいいでしょう。

胎児ドックとは?

胎児ドックの副作用・リスク

基本的に超音波検査と血液検査の組み合わせなので、母体や胎児への身体的影響はありません。しかし、確定診断のために羊水検査などを行なうとなると、母子ともに身体的な負担は大きくなり、当然ながらリスクも一気に高くなります。出生前診断の検査の種類によるリスクの大小は非常に明確ですので、しっかりと担当医からの説明を受けて検査に臨んでください。

胎児ドックに関するまとめ

「ドック」と聞くといわゆる人間ドックを思い浮かべ、総合的な健康診断のようなものを想像されるかもしれませんが、あくまでも出生前診断のひとつであることは変わりありません。高齢妊娠などで赤ちゃんの染色体異常が心配だったり、確定診断のために羊水検査を受けることを考えていたり、とにかく赤ちゃんの病気があるとしたら早く見つけてほしいと考えている妊婦さんが対象になる任意の検査です。 胎児ドックは他の出生前診断と同じく、妊婦さんが安心して妊娠期間を過ごすための検査ですが、万が一予期せぬ結果が出てしまった場合、妊婦さんの心理的負担はとても大きなものになります。しっかりと専門家のカウンセリングを受け、胎児ドックの意義などについて理解を深めた上で検査を受けていただきたいと思います。

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