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【出生前診断の種類】コンバインド検査とは?

コンバインド検査は、妊娠初期に行なわれる出生前診断のひとつです。具体的には、これまで独立して行われてきた超音波検査と血液検査、つまりはNTと母体血清マーカーを組み合わせて、胎児が染色体異常である確率を算出する検査です。
一番のメリットは、実際に超音波で胎児の様子を詳しく観察するので、画像上の異常があるかどうかも同時に調べられることです(もちろん、観察できる範囲には限界があります)。また、一般的な年齢リスクではなく、妊婦さん個人の現在の妊娠状態とその固有リスクを把握できることもメリットと言えるでしょう。

コンバインド検査の内容

コンバインド検査は、血液検査と超音波検査の組み合わせで成り立っています。血液検査では、胎盤でつくられ母体の血液中に流れている「PAPP-A」と「hCG」という成分の濃度を測定し、超音波検査では胎児の項部(首の後ろ)のむくみを計測します(「NTとは?」を参照)。

検査の結果は、母体年齢と計測されたNTおよびPAPP-A、hCGの値を掛け合わせることで、現在の妊娠のリスク値を計算するという方法で算出されます。判定は病気の種類ごとに基準値が決められており、その基準値よりも結果が高い場合は「陽性」となります。

コンバインド検査を実施する時期は、妊娠11週目から13週目の間です。この時期を逃すとコンバインド検査を受けることができないので注意しましょう。

コンバインド検査の費用

他の出生前診断と同様、医療機関や地域によって差がありますが、概ね30,000円~50,000円といった場合が多いようです。コンバインド検査のうち超音波検査については、「妊婦健診で行なう超音波検査と変わらないのでは」と考えられるかも知れませんが、より詳細な観察に加えて血液検査との複合判断を行なうので、別途費用を要すると考えたほうがいいでしょう。

コンバインド検査とは?

コンバインド検査の副作用・リスク

コンバインド検査は超音波検査と血液検査の組み合わせなので、基本的に妊婦さんに副作用が出ることはないと言えます。
そういった意味では身体的負担は少ない検査と言えますが、コンバインド検査も「非確定検査」であり、その結果だけでは胎児の疾患について診断をくだすことはできません。2つの検査を組み合わせている分、検出率は約83%(※)と非常に高くなっていますが100%ではないことをお忘れなく。

※:出生前診断を検討している妊婦さんへ「あいち小児保健医療総合センター 産科 2019.10 第 3 版 」(https://www.achmc.pref.aichi.jp/department/docs/sanka/sanka_02.pdf

コンバインド検査に関するまとめ

NTなどの超音波検査は当然ながら技術を要するものであり、医療者によっては検査結果に差が生じることがないとは言えません。そのため、より簡便に、より客観的なデータを得るために考えられたのがこのコンバインド検査ですが、前述の通り「非確定検査」の域を超えるものではないのです。検査結果が陽性だったとしても、統計学上、胎児の異常はなかったという可能性は十分に考えられます。羊水検査などの確定検査を受けるか否かの目安としてコンバインド検査の結果を受け止めるという捉え方もありますので、熟慮の上で検査を受けていただきたいと思います。

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