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【出生前診断の種類】羊水検査とは?

羊水検査は、妊娠中の比較的早い時期に胎児の状態、情報を知ることで、その病態を把握し、胎児にとって出産後に最も良い成育環境を整えるために行なう検査です。妊娠初期は羊水量が少なく、流産の危険性が高くなるため通常は妊娠15~16週以降に実施されます。
羊水に含まれている胎児の細胞を調べ、主として染色体異常があるかどうかを調べるために実施されるのが通常で、ほぼ100パーセントに近い確率で染色体異常の有無を判断できます(確定検査)。また、家系内に特定の遺伝性疾患がみられたり、超音波検査で特定の疾患が疑われる場合は、染色体異常だけではなく遺伝子変異や酵素の変化を調べることもあります。

羊水検査の内容

羊水検査は「羊水穿刺」という手技で行なわれます。
まずは超音波検査で胎児の状態を見ますが、これは胎児の心拍動や発育、羊水の量が正常で、胎盤の位置が穿刺の妨げにならないことを確認するためです。次に妊婦さんのお腹を消毒し、おへその下あたりに細い針を刺して羊水を採取します。この際に皮膚の局所麻酔を行なうことがありますが、麻酔をしなくても痛みを訴える人は少数で、思ったよりも痛みはなかったという方も多いようです。羊水の採取後は再度超音波検査で胎児の状態を確認し、異常がなければ終了です。

採取した羊水を検査するためには、まず羊水に含まれている胎児の細胞を増やすために約2週間程度の培養をしなくてはなりません。それから特殊な処理を行なうことで、顕微鏡で染色体が見えるようになります。このように判定までに時間を要するので、検査結果が出るまで約4週間程度かかると考えたほうがいいでしょう。

羊水検査の費用

他の出生前診断の検査と同様に、羊水検査の料金も医療機関によってばらつきがあります。検査を受ける前に説明があると思いますが、概ね100,000円~200,000円と考えておけばいいでしょう。

確定診断のため、羊水検査を受ける前に、非確定検査であるniptや血清マーカーテストを行う方が多いとされています。仮に両方の検査を行うとなると、トータルの費用は300,000円~400,000円になります。

羊水検査とは?

【出生前診断の種類】羊水検査とは?

羊水検査の副作用・リスク

羊水検査は超音波検査や血液検査と違って、羊水を採取するために妊婦さんのお腹に針を刺すという手技を伴いますので、リスクという意味では出生前診断の中でも高くなってしまいます。具体的には、羊水穿刺を実施した妊婦さん全体の0.2%から0.3%の方に何らかの異常が発生しており、その多くは前期破水、流産、早産などです。これを防止するためには、検査当日に子宮収縮や出血がないこと、子宮頚管が短縮していないことなどが最低条件で、母体が不安定な状態で検査を行なうべきではありません。

このように、いくら確率が低くても絶対に安全とは言えない以上、検査を受けるにあたっては慎重に考え、医師や家族と納得するまで相談した上で決めましょう。

羊水検査に関するまとめ

出生前診断としての羊水検査は、他の出生前診断の検査と同じく任意の検査ですので、妊婦さん本人の希望がなければ行なうことはありません。それでも羊水検査を受ける理由としては、他の出生前検査で異常の可能性が指摘されている、妊婦さん本人や家系に染色体異常や遺伝子疾患の保因がある、高齢妊娠である、反復流産の経験がある、などがあります。
家族との相談だけではなく、専門家のカウンセリングを受けるなどして十分な理解と納得のもとに羊水検査を受けることをおすすめします。

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